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抗癌剤感受性試験



抗癌剤感受性試験

適応症 胃癌・大腸癌
主な内容 進行癌症例の手術時摘出腫瘍組織、または癌性胸水、腹水を酵素処理して単離浮遊細胞を作製します。この腫瘍細胞を各種抗癌剤とともに2日間混合培養します。 培養終了時の生残腫瘍細胞の活性をミトコンドリアのSuccinic dehydrogenase(SD)活性を判定することにより抗癌剤に対する感受性を判定します。すなわち腫瘍細胞とSDの基質であるテトラゾリウム塩(MTT)とを反応させ、析出するフォルマザン結晶をDMSOで溶解し、紫色の発色をマイクロプレートリーダーにより吸光度を測定します(MTT判定)。 このようにして生細胞活性を測定することで、薬剤の効果を比色により判定することが可能である。 この抗癌剤感受性を判定する方法を、Succinic dehydrogenase inhibition test(SDI法またはMTTアッセイ)による抗癌剤感受性試験といいます。 腫瘍検体量が少量であるなどの理由で細胞の単離が困難な場合は、酵素処理を省略しコラーゲンゲルマトリックス上で腫瘍組織を組織培養し、培養終了時に上記MTT判定を施行する変法があり、この方法をHistoculture Drug Response Assay(HDRA)と称します。 抗癌剤感受性試験が開発されるまでは、その担当医師個人の経験的判断に基づいた盲目的選択による抗癌剤投与が強行されてきました。盲目的選択による抗癌剤が効果を発揮するのは偶然に当たることを期待しても、不必要な抗癌剤投与により副作用のみが前面にでてしまう可能性の方が大きくなります。
  これに対し、抗癌剤感受性試験は個々の患者に対し最も有効で適切な薬剤をin vitro成績から確実に選択する方法です。 この結果に従った抗癌剤投与は、その患者に最も効果的であることを投与前に患者にも十分理解できるばかりではなく、不必要な抗癌剤投与による副作用も積極的に防止できる画期的な抗癌剤治療法です。
実施診療科 一般・消化器外科