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難治性眼疾患に対する羊膜移植術


難治性眼疾患に対する羊膜移植術

適応症 再発翼状片、角膜上皮欠損(角膜移植によるものを含む)、角膜穿刺、角膜化学腐蝕、角膜瘢痕、瞼球癒着(スティーブンス・ジョンソン症候群、眼類天疱瘡、熱・化学外傷瘢痕期、その他の重症瘢痕性角結膜疾患を含む)、結膜上皮内過形成又は結膜腫瘍、その他の眼表面疾患に係るものに限る。
主な内容 (先進性)
羊膜という組織を用いることにより、これまで治療不可能であった、難治性の眼表面疾患に対しての治療を有効なものとする。
(概要)
羊膜は、免疫学的に寛容な組織であり、他人に移植してもほとんど拒絶反応を生じないとされている。また、これまでの研究により、羊膜には、抗炎症作用、創傷治癒作用、線維化抑制作用などがあることが知られている。
これまで、難治性とされてきた眼表面疾患は、炎症や線維化、それに伴う瘢痕癒着、あるいは拒絶反応により、たとえ手術をおこなったとしても早期に視力 障害を生じて不成功に終わることも少なくなかった。
羊膜移植は、これらの問題を解決して、難治性角結膜疾患に対する手術を可能とし、術後長期にわたり患者の視力を維持ができ、また失明の予防ができるものとして、有効な治療法であるとの数々の報告がある。
以上のような根拠に基づいて、手術以外では解決不可能な難治性の角結膜疾患に対して、眼表面に羊膜を移植する手術を行うことにより、抗炎症、創傷治療、線維化抑制などが図られ、患者の視力予後の向上が期待できると考えられる。
(効果)
羊膜を移植することにより、術後の視力の改善、視力の維持、失明の予防が可能とあると考えられる。
実施診療科 眼科